しかし途中疲れてくると、どうしても和食が恋しくなるのもまた事実。
もうひとつは話のネタとして、現地の和食はどんなのかも少し知りたかったりして。
あともうひとつの理由は、先のスイーツのところでも書きましたが、フランス語のやりとりが辛く、日本語の会話が出来るところで安心したかったのも大きいかな。
事前にパリには寿司屋が結構あると聞いていました。
体も疲れてきていたのもあり、今晩は寿司にしようかと街をぶらぶら。
もう名前も場所も憶えていませんが、おそらくは日本食のお店が集まっている所のどこかだったかと。
店の看板には焼き鳥と寿司とあります。(ちなみにこの付近には、このように焼き鳥と寿司を同じ店舗で扱う所が多かった。)
中に入ると日本人らしき店員さんが接客に。
しかし話す言葉はフランス語。日本人ではなく中国系の人らしき感じでした。
と言うことは店長が日本人なのだろうか・・・、などと勝手に思いを巡らすのでした。

せっかくなのでにぎり寿司と巻き寿司と焼き鳥を注文。
まず先に運ばれて来たのが写真の品。
味噌汁と玉ねぎのサラダとピーナッツ。何でピーナッツなんだろうなんて考えても、これがフランスの和食の付き出しかな。
この味噌汁、味は非常に薄く日本のインスタント半人前分で作った感じ。
具もほとんどなく味噌汁と言うより、1皿目のスープという感覚でしょうか。
でも懐かしく落ち着きました。

次はにぎり寿司。
海老とサーモンとマグロ。(メニューにはこの種類しかなかった。)
どれも特に変なこともなく、美味しくいただけました。

だから結局当然のごとく、巻き寿司もサーモンとマグロ。
もちろん同じ味です。

もうひとつのメイン、焼き鳥です。
皿の右側2本はモモです。味もよく知ったあの味です。
そして次の串がつくね。
これがまた全く締まった感じがなく、かなりフワフワ。
味は悪くないです。
一番左。やけに柔らかい食感で何だろなと思い考えると、実はチーズの串。
何かタレのようなもので味付けされていて、これが意外にイケました。
もしやこれが串のなかで一番美味しかったかも。
ちなみに米は日本米ではありませんでした。
粒がやや長く、少しパサついた舌触り。まあこれは仕方ないですかね。
そんなこんなで楽しめたパリの寿司屋さんでした。